香川大学教育学部特別支援教育 坂井聡研究室 sakalab-acc.com

香川大学

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企業との連携その2

 1.企業のもっている力を生かす

 特別支援教育における知見を、企業のもつアイデア・技術と有機的に結合させ、そこに価値を見出すことはとても有効なことだと思われます。

 これまでの大学の研究や企業の開発するものは、自前で作り上げるものであったり、研究者同士がうまく連携できなかったり、現場のニーズに研究の成果が答えられなかったりするなど、組織を超えたリソースの活用が不十分であったと思われます。私たちの研究室が最初に取り組んだ、スマートホンのアプリも、何とか動いたものの、そのデザイン等は自慢できるものではなく、かっこよく使えるかと言えばそのようなものからは程遠いものでした。

 写真は、富士通(株)と香川大学教育学部が共同で完成させたアプリの一つです。デザイナーが関わったり、プロの声優を使ったりするなどしてとても質の高いアプリに仕上げることができました。これだとおしゃれにかっこよく使うことができるのです。企業のもっている力を生かした連携の例だと思います。



 2.新は展開も期待できる

企業との連携は、新しい展開につながることも期待できます。写真はソフトバンクモバイル(株)と私たちの研究室が共同で完成させようとしているアプリです。このスマートホンのアプリも、企業内部のアイデアを私たちの研究室で検証し、そして形にしようとしているものです。このアプリでは、新たな雇用の創出もできないかと考えています。障がいのある人たちに、これらのアプリを搭載したスマートホンの活用方法を実際に提案してもらうことで、販売の一部の業務をお願いしようというと考えているのです。

このようなアイデアは、私たちのような大学等の研究機関だけでは実現することは不可能です。このアイデアを実現するための土台が必要なのです。

これまで蓄積してきた企業が持つノウハウと、企業に期待されている社会貢献の使命、そして、大学などの研究成果の社会への還元がうまく融合することで、展開できるものではないかと思います。

3.おわりに

合理的な配慮が求められるようになると、支援技術の利用者は大きく増えることになると思います。企業がそこで利益を得ることも十分可能になると思うのです。今後、多くの企業と連携できれば、障がいのある人がおしゃれでかっこいい支援機器を持ち、街に繰り出す機会も多くなると思うのです。そんな社会を実現したいと思います。

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