香川大学教育学部特別支援教育 坂井聡研究室 sakalab-acc.com

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梅永先生と一緒に仕事をしてきました

http://mainichi.jp/articles/20160403/ddl/k04/040/008000c

毎日新聞より

世界自閉症啓発デーの2日、仙台市青葉区の市情報・産業プラザで、「自閉症スペクトラム障害」(ASD)のある人への支援のあり方などを考えるシンポジウムが開かれた。ASDは、自閉症やアスペルガー症候群などを含む発達障害で、言葉の遅れや他者の理解に支障があるのが特徴とされる。参加者は、専門家の話に真剣な表情で耳を傾けていた。

 アスム療育・研修センター(柴田町)が主催し、障害者の家族や支援者ら約200人が参加した。シンポジウムでは、発達障害者の就労を支援する早稲田大教育・総合科学学術院の梅永雄二教授が「周囲だけでなく当事者も障害に気づかないことがある」と指摘。就業時間を守れずコミュニケーションも苦手な人が職場になじめなかった事例を報告し、「幼少期から正しい生活習慣を身につけるよう家庭や学校で支援する必要がある」と訴えた。

 また、自閉症スペクトラム障害のある子どもたちを支援している香川大教育学部の坂井聡教授は、会話が苦手な子どもとのコミュニケーションの取り方を紹介。食べ物やトイレなどを描いたカードを使い、自閉症の子どもとスムーズにコミュニケーションが取れるようになった事例を挙げたうえで、「大事なことは、その人にとって最も適した方法でコミュニケーションをとることだ」と強調した。

 アスペルガー症候群の次男(7)を持つ角田市の女性(36)は「会話が苦手な次男に無理に声を出させようとしていた。どの方法が最善かコミュニケーションの仕方を見直したい」と話した。【本橋敦子】

 

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